2012年2月16日木曜日

あんたがわかるさ

ヨーロッパの物語で、
アーサー王の甥、
騎士ガウェインという方をご存知でしょうか?

彼はとても強く、礼儀正しく、素晴らしい男性だったそうです。
しかし、お国のため、アーサー王のため、大変醜い妻をもらうことになりました。

醜い妻は実は魔法をかけられていて、
結婚する事ができたら1日の半分だけ、
美しい姿に戻れるということでした。

昼間みんなの前で美しくいるのか、
夜二人きりの時に美しくいるのか、
どちらが良いか?

みなさんならどうします?

ガウェインは「夜」を選びます。
僕も「夜」を選びます。

しかし、これはなぞなぞだったのです。

妻は
「私は昼間綺麗でいたいです」
と答えました。
ガウェインも
「あなたの望むようにしたらいい」
と、答えを返しました。

すると、妻にかかっていた魔法はとけ、
昼も夜も美しくいれるようになりましたとさ。

愛 について、
考えさせられる物語でした。

昔のヨーロッパで、
『女性が自分の意思を持つこと』
が、
大変貴重な事だったのだと伺われます。

僕たちは今、自由な世の中で、
自分の意思を
相手の意思を
尊重し合えているのかな?

なんて考えました



さて、宮古島にも、素敵な言葉があります。


『あんたがわかるさ』


初めて聞いた時、
ずいぶん突き放されたように聞こえましたが、
「あんたのすきなようにしな」
という、信頼と愛に満ちた言葉だと思います。

世の女性がた、
あなたが美しくいたい時に、
美しくいてくださいね。

その美しさに、
いつも力をいただいております。
ありがとうございます