2011年10月31日月曜日

空の気





宮古島には、空の気のようなものがある。




それは、あまりにもあたりまえに存在して、


島に住んでいると忘れそうになってしまうくらい、


ふつうに、ある。


空気のように。


それは、東京とも、沖縄本島とも、


私がいままで訪れたどことも、ちょっとちがうんだな。




澄んでいるか、濁っているか?と問われれば、


圧倒的に澄んでいる。


おいしいか、まずいか?と聞かれれば、


圧倒的においしい。


軽いか、重いか、と問われれば、


圧倒的に軽い。


かたい、というよりはやんわりとしていて、


キリリ、というよりは、トロン、てかんじかな。


ぽかん。とからっぽで


私を大きく包み込んでいる、おおきな固まり。


とってもおおらか。


ちいさな、ちいさな、粒でもある。


おおらかだけど、とてっも繊細。




仲宗根スーパーで朝のおしゃべりをするオバアたちの言葉の間に漂い、


時おり吹き抜けるきもちのい〜い風と、肌の上の汗の間に存在し、


ずっしりとした島の豆腐の重みに、


島酒を飲んで調子にのる私の頭の上にぽやんと舞う。




私の宮古島生活は、島の空の気と共にあるよ。


日々の暮らしの、満足のもと。








・・・・


今週から、一粒万倍島ブログに参加させていただくことになった、


AYAことブックカフェブレスのアヤコです。


日々の暮らしのこと、絵のこと、ごはんのこと、カフェのこと、書いてみようと思います。


みなさんどうぞよろしく☆